失敗しないアンテナ選び

地域の電波状況を知る所から始めよう


テレビアンテナには、地上デジタル放送用と衛星放送用の2種類があります。衛星放送は、BSとCSそれぞれの位置が緯度と経度により決まるので、衛星がある位置に障害物が無ければ日本全国どこでも電波状況は同じです。一方、地上デジタル放送の電波状況は、テレビ塔または中継塔からの距離と出力により受信状況が大きく変わるので、電波が弱い弱電界地域では大型のアンテナが必要となり、電波が強い強電界地域では小型アンテナでも十分にテレビ視聴が出来ます。設置したい場所の電波状況を把握した上で、地デジアンテナを選べば失敗するリスクを減らせるでしょう。地方では、中継局を経由して地デジ放送を受信しているので、大都市に設置された大型の電波塔からの電波を受信出来ても、地方テレビ局を視聴するためには、中継局にもアンテナを向ける必要があります。屋根の上で地デジアンテナがクロスしている状態は、視聴チャンネルの違いによるものです。


デザイン性と性能は相反すると知った上で選びたい


地デジアンテナといえば、魚の骨または矢印の形をしたUHFアンテナが一般的ですが、大型のアンテナほど魚の小骨に相当する端子の数が多いです。大型のアンテナならば、弱電界地域でも地デジ視聴に必要な電波を捉えることが出来ます。近年はデザイン性に優れた平面アンテナが登場しており、壁面に取り付けて地デジ視聴が可能なタイプも登場しています。しかし、平面アンテナの性能は大型のアンテナほどのアンテナ利得を得られないので、弱電界地域では取り付けを行っても視聴出来ない可能性が出てしまうでしょう。性能とデザイン性の両立には限界があるので、デザインアンテナを取り付けるためには中電界地域または強電界地域に限られてしまうことを知っておかなければなりません。